環境にやさしい製品づくり

MAKING ECO-FRIENDLY PRODUCTS

森林資源の保護に一役買っているSAQ®、生分解する地球に優しいプラスチックの原料として使用されるコハク酸、フロンの代わりに水でウレタンを発泡させるマキシモール®、クロム酸排水を還元して無毒化するソービス®、塩害が起こらないカルボン酸系凍結防止剤として使用される酢酸カリウム・結晶酢酸ナトリウム、バラスト水処理剤として使用されるチオ硫酸ソーダ・亜硫酸ソーダ、フードロス削減に貢献する日持ち向上剤など、環境に優しい製品の開発に取り組んでいます。

森林資源の保護に一役 「SAQ®」

私たちの生活に欠かすことのできない紙製品は、木材から取り出されるパルプ繊維を主原料として作られています。その木材をアルカリ薬品と一緒に高温で処理し、不用な成分を取り除いてパルプ繊維のみを効率よく取得する工程を、蒸解工程といいます。
当社のパルプ蒸解助剤SAQ®は、この蒸解工程における反応促進剤として、パルプを製造する多くの製紙工場で使用されています。パルプ蒸解助剤SAQ®は、木材から取り出すパルプ繊維の収率を向上させ、アルカリ薬品の使用量を減らしたり、蒸解温度を低減させたりすることから、原料木材や化石燃料の節約につながる自然に優しい製品です。

自然分解する地球に優しいプラスチックの原料 「コハク酸」

生分解性樹脂は普通のプラスチックと同じように使用できますが、使用後に自然界の微生物に食され、排泄され、最終的には水と二酸化炭素に分解される環境負荷の少ない樹脂です。焼却処理をした場合でも燃焼値が低く、ダイオキシン等の有害物質の発生を抑止できるという特徴があります。
当社が生産するコハク酸の一部は、この地球環境にやさしい樹脂の原料に使われています。

水でウレタンを発泡させる 「マキシモール®」

主に住宅や冷蔵庫の断熱材として使われている硬質ポリウレタンフォーム。このウレタンの成型時の脱フロン対策として水発泡性に優れた製品を開発しています。

クロム酸廃液処理剤 「ソービス®」

メッキ工場などから出る廃液には、クロム酸塩または重クロム酸塩などの有毒な6価クロムが含まれているため、そのまま放流することはできず、処理が必要となります。この毒性の強い6価クロムは、他の重金属とは異なり、水酸化物になりません。つまりそのままでは沈殿分離することができないのです。
そこで還元剤を使って6価クロムを3価クロムにします。この3価クロムは、他の重金属と同様にアルカリ剤の添加によって水酸化クロムとして沈殿除去することができます。
当社のソービスは、還元剤として溶解性に優れ、少量でかつ処理後のスラッジが少ない特長を持っています。

塩害を防ぐ凍結防止剤 「酢酸カリ液」「結晶酢酸ナトリウム」

一般的な塩化物の凍結防止剤は、コンクリート構造物内の鉄筋やRC橋の床板・鉄製の橋梁、ガードレールや自動車を錆びさせるといった塩害が問題になります。また、周辺の植物や田んぼ・畑・沼・湖へ悪影響を及ぼします。
そこで、塩害が起こらないカルボン酸系の凍結防止剤に、当社の酢酸カリや結晶酢酸ナトリウムが利用されています。

フードロス削減に 「日持ち向上剤」

日持ち向上剤は、食品の賞味期限を延長し、廃棄の機会を減らします。
当社は、日持ち向上剤の原料に使用される食品機能材料を幅広くラインナップしています。静菌機能に優れた酢酸ナトリウム(無水)、シャープな酸味を特長にした「サンミエース®」、静菌機能に加え組織強化機能を併せ持つ酢酸カルシウム「カルフレッシュ®」、細菌類の増殖を抑えることができ、さわやかな酸味を持つ「アジピン酸」を提供し、フードロス削減に貢献しています。

バラスト水処理による塩素を中和
「チオ硫酸ソーダ」「亜硫酸ソーダ」

バラスト水とは、船舶の安定性を保つ「おもし」としてバラスト水タンクに注水された海水です。このバラスト水に取り込まれた生物が、バラスト水排出の際に本来生息地ではない場所で排出されると、生態系に影響を与えてしまいます。 この問題を解決するため、2004年国際海事機構(IMO)において船舶バラスト水規制管理条約が採択され、2017年9月よりバラスト水規制管理条約が施行されました。 条約発効後、処理装置で塩素殺菌されたバラスト水を海中に放出する際、還元剤として当社のチオ硫酸ソーダや亜硫酸ソーダが利用されています。