製品情報

PRODUCT

1,4-ジヒドロキシナフタレン

当社では、機能性原料製品 1,4-ジヒドロキシナフタレン(1,4-ナフタレンジオール)の量産試作に成功しました。
工業規模での供給体制確立により、今後、本格事業化に乗り出します。

1,4-ジヒドロキシナフタレンの概要

製品名 1,4-ジヒドロキシナフタレン
1,4-ナフタレンジオール、ナフトハイドロキノン
分子式 C10H8O2
分子量 160.2
CAS NO. 571-60-8
化審法 4-356(既存化学物質)
用途 各種樹脂原料、耐熱樹脂原料、医農薬中間体
一般性状

外観

乳白色~白色

融点

190℃

純度

99%以上

溶解度

エタノール、エーテルに可溶、クロロホルム、酢酸に難溶

用途例

さまざまな化合物に展開可能な優れた原料です。

機能性原料とは

例えば、耐熱性向上、高屈折率などの性能を発現する骨格を有する化合物です。

機能性原料の特徴

  • ナフタレン骨格は熱や光に対する感応性が高く、情報電子材料に使われ始めています。
  • ナフタレン骨格は耐熱性の向上が期待され、樹脂原料として期待されています。
  • ナフタレン骨格のアクリレート誘導体は高屈折率が期待されます。
  • さまざまな誘導品の原料(各種樹脂、耐熱樹脂、医農薬中間体)として期待されております。

他製品との違い

フェノールやビスフェノールAよりも耐熱性に優れ、アクリレート誘導体にした場合には高屈折率を有する樹脂となる等、これまでにない性能を発現する可能性を秘めた機能性原料(ジオール体)です。

こんな方におすすめ

耐熱性を実現したい方

ナフタレン骨格を導入することにより、耐熱性が向上することが期待されます。

高屈折率樹脂を実現したい方

ナフタレン骨格を有するアクリレート樹脂、メタクリレート樹脂は高屈折率となることが確認されています。配合により、従来よりも高屈折率な樹脂の開発が期待されます。